施術風景4

今話題の「シナプス療法」をご存じでしょうか。

今回は、南海本線の和泉大宮駅近くにある「​​OSHIRO神経整体整骨院」の大城院長にシナプス療法についておうかがいしました。普段みなさんが受けるマッサージとは異なった考えのシナプス療法をご紹介します。

シナプスとは神経の情報を伝達する部位

神経の図

シナプス療法の語源となったシナプスとは、神経細胞の間にある部位を指します。

シナプスの間を伝って、神経の情報は私たちの身体に伝達されるのです。私たちの身体が動く原理をみてみましょう。脳からの電気信号がシナプスを通って、神経細胞から別の神経細胞へ伝わります。この電気信号が筋肉に伝わることで、身体が動くのです。

シナプス療法とは、神経医科学研究所理事長の小城絢一朗博士(慶應義塾大学)によって考案された「神経伝達異常」を改善する手技療法です。子どもから高齢者まで安全に受けられます。

日本疲労学会においても「シナプス療法による斜視の機能改善と臨床結果」という研究内容を小城博士が発表。シナプス療法を16回施術して、16人全員が改善されるという結果を発表しています。学会では、研究内容と臨床結果が評価され、上位4つの優秀研究としてノミネートされました。

シナプス療法とは人間のエネルギーを用いておこなう手技

大城さんインタビュー2

シナプス療法とは、2つの方向以上の「ベクトル」を合わせ、「増幅」させ、「反射」を用いて神経伝達異常を正常化させる手技療法です。

さらに詳しく、例を用いてわかりやすく説明してみましょう。

熱・電気・タンパク質によるエネルギー

まず、シナプス療法をおこなう人のことを「施術者」と呼びます。整体などと同じですね。

シナプス療法では、施術者の熱・電気・タンパク質による光エネルギーを神経伝達異常がある部位に向けて「ベクトル」を合わせて伝えます。熱であれば体温、電気は静電気を想像してみてください。大きく分けてこの3つの私たちからのエネルギーを使用します。

「ベクトル」というのは、ただの方向ではありません。大きさと向きを持つ量を指します。エネルギーは向きを持つことで「増幅」されます。

虫眼鏡

たとえば、太陽の光を虫眼鏡を通して集めるとどうなるでしょうか。太陽の光エネルギーが虫眼鏡を通して集まると温度が上昇し、集まった1点が焦げます。最終的には、発火するにいたるでしょう。エネルギーの量としては、普段浴びている太陽の光と変わりません。虫眼鏡を使うことでエネルギーを「増幅」させていることがわかります。

夜間

また、水を入れたやかんを想像してみてください。火にかけると熱エネルギーが高まり、一定の温度に達すると、運動エネルギーに変わり沸騰します。水が徐々に温まり、沸騰する瞬間を「反射」と呼びます。

簡単に言うと、施術者のエネルギーを集中させて、シナプス療法を受ける方の神経伝達が異常を起こしている部位に伝えるという仕組みです。

私たちの身体にも「反射」が起こる

やかんの例のように、シナプス療法をおこなうことで私たちの身体にも反射が起こります。この「反射」をもって、シナプス療法が完了していると施術者は認識します。

施術者の熱・電気・タンパク質からのエネルギーを「ベクトル」を持って向けることで「増幅」させると「反射」が起こり、神経の伝達異常を正常化できるのです。

シナプス療法を受けることで得られる効果

施術風景2

シナプス療法はどんな状態に効果的なのでしょうか。

実は肩こりや身体の痛み、疲れ、内蔵機能の低下など、身体の異常は、神経伝達がブロックされていることにより起こっていると考えられます。シナプス療法では、根本的な原因のある神経に働きかけることで、身体にとって嬉しい効果を得られるのです。

ここでは、シナプス療法を受けることで期待できる身体への変化をみていきましょう。

自律神経のレベルを上げる

自律神経とは、交感神経と副交感神経のことです。よくアクセルとブレーキに例えられます。

自律神経の図

たとえば、活発的に動いたり興奮状態にあったりすることを、交感神経が優位に働いている状態と言います。アクセルを踏んでいる状態とも表現することも。反対に、リラックス状態にあるときはブレーキがかかり、副交感神経が優位に働いている状態です。

私たちの身体を整えるためには、交感神経と副交感神経のバランスが重要です。シナプス療法では、施術をおこなうことでどちらかを優位にするのではなく、交感神経と副交感神経の両方のレベルを上げることがわかっています。シナプス療法は、医師が医療機器で神経の数値を研究し開発しています。医学的な根拠もあり、かつ安心・安全な技術が特徴です。 

シナプス療法は、自律神経のレベルを上げることで考え方や気持ちにも作用します。痛みから解放され考え方が、ポジティブに変わるのです。痛みがなくなることで、自分から身体を動かしたくなる人もいます。

神経(シナプス)の活性化

シナプス療法のイメージとしては、眠っている神経を起こす感覚です。神経の伝達がブロックされているのが原因で、身体のいたる部位に異常が起こります。シナプス療法の施術者は、訓練することで神経を眠りから起こし、活性化させます。

 

シナプス療法とマッサージの違い

考える人

シナプス療法を、マッサージの一つと考える方もいるかもしれません。実は、まったく異なるアプローチです。

マッサージやストレッチ、矯正などの治療法は患部に力や負荷をかけることでおこないますが、シナプス療法では余計な力はいりません。筋肉ではなく、神経にアプローチをかけるからです。赤ちゃんに触れるような手で患部に触れます。

マッサージはリラクゼーションを目的としているので、受けた後は心地よい感じが残るでしょう。しかしマッサージを受けても、またストレスを受けることで、身体の重さを感じてしまいます。

シナプス療法はマッサージと異なり、根本的な原因である神経の伝達異常にアプローチする手技療法です。

 

シナプス療法は治療家にも習い事の一環としてもおすすめ

喜び

シナプス療法は、整骨院を営んでいる柔道整復師などの治療家だけではなく、マッサージ、ストレッチ、矯正などをおこなっている方、興味がある方におすすめの手技療法です。シナプス療法を学び「増幅」を身に付けることで、今まで学んできたすべての手技に応用ができます。

また、特別な資格はいりません。シナプス療法では、相手の身体に症状本来の原因を教えてもらう技術を用います。施術経験がない方でも、受講が可能です。いつか開業したいと思われている方や、ご家族やご友人のつらさをどうにかしたいと思われる方の習い事としてもおすすめです。

 

シナプス療法で毎日を健やかに

整骨院全景

シナプス療法は、医師である小城絢一朗博士によって考案された「神経伝達異常」を改善する手技療法です。

マッサージなどとは異なり、シナプス療法では直接、神経にアプローチをおこないます。余計な力はいらないので安心・安全です。不調につながる神経の伝達異常を改善するため、つらかった毎日から解放されるかもしれません。

シナプス療法が気になった方は、OSHIRO神経整体整骨院を受診してみてはいかがでしょうか。まずはご自身でシナプス療法を体感してください。

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